統合失調症患者のつぶやき~ゲスでいいじゃない~

統合失調症を治療中の患者が闘病日記+ゲスなつぶやきを呟くブログ。ゲス注意。女・既婚者です。

夏目漱石の「こころ」を読み終えた

ここ二日間、調子が芳しくなかったから、更新出来ませんでした。サーセンしたー!

さて、今日は調子が良い時と病院の診療待ちの時に読んでいた、夏目漱石の「こころ」を読み終えた。高校の時の現代文の授業でダイジェスト版を読んだ程度で、原文は読んでいなかったので原文を読んでみた。



以下、ネタバレ注意。



先生と私の章は、さぞかし私はウザい奴だったんだな、と妄想する。何故か「魔女の宅急便」の「トンボ」みたいな奴を連想してしまった。

あとお父ちゃんがご臨終が近いのに、電車に乗って先生の所に行ってしまう辺り、さぞかし先生が大好きなんだろうな。


そしてダイジェスト版ではお馴染み、先生とKとお嬢さんの三角関係の章。

何かネット界隈ではKは先生のことが好きで、先生が手に入らなかったから亡くなったという説が流れていたが、私も納得してしまった。
Kが宗教家というのも、彼を苦しめた要因なんだろうな、と妄想(特にキリスト教では同性を好きになることはタブーとされているらしい)。

そうなると、一番可哀想なのはもしかしてお嬢さんか?と思った。
先生に猛烈に愛されたものの、Kには当て馬扱い、勝手に結婚を決められる。
私がお嬢さんの立場だったら、発○してしまうかもしれない。
更には先生にも先立たれるとか、どう考えても不憫でならない。


人間のエゴをこれでもか!と詰め込んだ小説だった。人間のエゴは闇が深い。
かくいう私もエゴを突き詰めた結果、未だに社会復帰が難しい状態まで病んでしまったが。
人間のエゴは時として人を苦しめてしまうんだな、と思った。

随分と深い小説だった。
エゴについて考えさせられた。
私も独りよがりは止めようと考えさせられたが、たまにえらくKYになる私は未だに独りよがりなんだろうな。
かと思えば、空気読みすぎて発言出来なくなったり。
人付き合いって難しいや。



結論・時にエゴは取り返しがつかなくなるくらい人を追い詰める。
とりあえずヤバい位KYかつ自己中な奴は1度読んでみやがれ。