ふと本屋に寄ってたまたま目にした本が面白そうだったので、読んでみた。増田明利著「貧困のハローワーク」という本だ。
今現在、収入の格差は開いていると言われているが、この本を見る限り相当格差社会が進んでいると思われる。正社員だったが、リストラに伴いフリーターになった人。ブラック企業務めで体や精神を壊した若者。その日暮らしの人。貧困ビジネスで搾取される人。物凄く衝撃的だったと同時に、明日は我が身だと思った。
中でも印象的だったのが、プロホームレスの人のエピソードだ。家が無いにも関わらず、かなり強かに生きている。工夫次第で家が無くても十分に暮らして行けると思わせるエピソードだった。
最終的には、自分の技術と知恵が一番の財産だと思わせる本だった。だからこそ自分の技術や知恵、知識に投資しようと思う。いかんせん今の世の中、貧困に関しては「明日は我が身」なのだから。
とても考えさせられる本だった。