統合失調症患者のつぶやき~ゲスでいいじゃない~

統合失調症を治療中の患者が闘病日記+ゲスなつぶやきを呟くブログ。ゲス注意。女・既婚者です。

町沢静夫著「自己愛性人格障害」を読んだ

私は何故か昔から自己愛性人格障害境界性人格障害に敵対視されやすいので、この人たちはどういう心理で私を敵対視しているのかが知りたくて読んだ。特に自己愛性人格障害には酷い目に遭わされた所か、統合失調症を悪化させられ、人生をボロボロにされた。何があったかは書かないが、人によっては自○してもおかしくないレベルのことをされたので、この人たちはどういう心理で、何を思ってこういうことをしてくるのかという部分が知りたかった。

 

 

 

以下、ネタバレも含みます。

 

 

 

この本は専門書ではあるが、かなり読みやすい本だった。自己愛性人格障害の心理・病理を症例と共に詳しく解説している。また治療が成功した例も載せており、(私の調べ方が悪かったのかもしれないが)自己愛性人格障害は治らないという話をチラッと聞いたが、結局治ると読んで安心した。

 

どうやら自己愛性人格障害は空想の自分と現実の自分のギャップを埋める為に尊大かつ傲慢な態度を取っているらしいが、それは幼少期の家庭環境に起因しているらしい。過保護過ぎても、放置したり虐待してもいけないという部分を読んで、本当に子育ては難しいと思った。

 

また、かつての偉人にも自己愛性人格障害が居たようだが、自己愛を上手く昇華しこじれなかったケースと、最悪なことを引き起こしたケースが載っていた。

 

自己愛性人格障害の引き起こす事件も例として載せており、共通点は「洗脳」であった。誇大な自己像を実現させる為に他人または自己を洗脳し、人を動かす様は共通の様だ。この症例を見て、かなり背筋が凍った。何せ私をターゲットにした自己愛性人格障害は、洗脳した上で私を意のままに操ろうとしてきたからである。

 

私が受けた洗脳の例をあげると、「私は貴女の親友」という言葉を巧みに使い、「お前は傲慢なダメ人間だ」とことあるごとに洗脳し、その言葉が辛くなってきたから自○を考えたら「私の為に生きて!死んだら墓を蹴る」と脅され、ひたすらサンドバッグになることを求められた。また私が不幸になると目をギラギラさせて口を釣り上げて喜んだ。こういう恐ろしい人間が居るというのが恐怖だ。

 

今日起きている他人を洗脳する事件はもしかしたらこの人格障害が絡んでいるのかもしれない。またいざこざの上で相手を刺す事件や凶悪犯罪もこの人格障害が絡んでいるのかもしれない。これからこの障害が増えていくと思うが、気を引き締めて、今度は洗脳されないようにしようと思った。