以前ブルワリー氏におすすめ頂いた町田康著「猫のよびごえ」を読んだ。
文語体に微妙に混じる口語体が楽しい一冊だった。猫さんとの会話が、私の家の猫さんたちと話す時の会話と同じ感じで笑ってしまった。やはり人間は猫さんの下僕なんだな、と改めて思った。
たくさん出てくる個性豊かな猫さんたち。ビーチが滑皮さん、トナが姫に性格が似ていてびっくりした。猫さんも様々な性格があり、顔の表情もある。やはり猫さんは可愛い。どの子も個性があって、私的にはどの子も可愛い。
文章から町田康氏の猫さんへの愛情を感じた。この方は本当に猫さんが大好きなのだと確信した。ついつい野良猫さんを拾って帰ってしまう心境が痛い程良くわかる。
今いる猫さんたちをうんと可愛がろうと思った一冊だった。
