統合失調症患者のつぶやき~ゲスでいいじゃない~

統合失調症を治療中の患者が闘病日記+ゲスなつぶやきを呟くブログ。ゲス注意。女・既婚者です。

闘病日記~昨日の体調~

昨日は病院だった。

 

朝起きて少ししてから、猫さんの姫に餌をあげた。彼女の兄であり父である滑皮さんはもう居ない。二つ並んだ餌箱の片方を滑皮さんの為に空けて食べている姿が悲しい。

 

餌を食べた後は、姫が甘えてきた。やはり彼が居ないのが寂しいのだろう。彼女はたまに彼がいたであろう場所を見ている。彼女には彼の姿が見えているのだろうか。

 

シャワーに入り、準備をして病院に出掛けた。

 

病院に行く前に、ミスドに寄ってロイヤルミルクティーを飲んだ。これもおかわり自由になったのかと思うと、いいのか?と思ってしまう。

 

診察の際に、滑皮さんが亡くなったことをボロボロと泣きながら話した。主治医も犬さんを飼っている為、ペットの死は辛いと言っていた。今は悲しみが深い為、頓服薬を二錠まとめて飲んで良いとのこと。特に薬を弄らなかった。

 

薬は…。

 

ロナセン4㎎×5 夕食後

ブロチゾラム0.25㎎ 就寝前

ラモトリギン100㎎ 朝・夕食後

ペロスピロン塩酸塩4㎎×2 朝・夕食後

酸化マグネシウム250㎎×2 毎食後

トリメブチンマレイン酸塩100㎎ 毎食後

エビリファイ1㎎ 朝食後

トフィソパム50㎎ 毎食後

ジアゼパム 頓服薬

 

薬を待つ間、ロッテリアでシェイクを飲んでいたが、精神的に落ち着かない為シェイクで頓服薬を飲んでしまった。思わず飲み合わせを調べてしまったが、大丈夫みたいだ。

 

薬を受け取ってから、札幌駅の銀座ライオンでラーメンサラダとビールを飲んだ。ビールが美味しいということは、相当疲れている。介護疲れなのか、喪失感なのかは分からない。何故か泣きたくなったが、耐えた。

 

ご飯を食べてから、吸い込まれる様に大丸に入って行った。札幌駅近郊に住んでいた頃、よく大丸で焼き肉用の肉を買った。その頃は滑皮さんと高田が健在で、あの子たちとよくこの焼き肉を食べた。また、高田が亡くなって姫が来てからもこの焼き肉を食べた。あの頃は大丸が輝いて見えたが、今はセピア色がかって見える。色がはっきりと見えるのはいつ頃になるのだろうか。

 

帰宅頃、姫をなで回した後で、滑皮さんと高田の遺骨に向かって話しかけた。「生まれ変わって会いに来い」と。そう思っていないとやってられない。

 

少ししてから、冷凍唐揚げを食べた。温めている段階で走ってきて、「おいっ、唐揚げよこせよ」と凄みを利かせるものは居ない。座って食べても、太ももに前足を乗せて「よこせっつってんだろうが」と騒ぐものは居ない。あの時は必死だったが、今は寂しい。

 

夜、かなり不安定になった。介護疲れから、いつまで介護が続くのかと絶望していたことを後悔した。また、頭が働かないばかりに彼を苦しめてしまったことを後悔した。心配して彼を追い回す姫にきつく叱ってしまったことを後悔した。毒母を止められなかったが為に、彼を死なせてしまったことを後悔した。旦那が何もしてくれないと思って、助けを求めなかった自分が悔しかった。こんな病気じゃなければ、彼はもう少し生きられたのではないかと悔しくなった。ただ自分と病気が恨めしい。統合失調症特有の認知機能障害がとても恨めしく感じた。

 

旦那に慰めて貰った後で、頓服薬を飲んだ。頓服薬を飲んで横になっていると、ふと滑皮さんが身を呈して教えてくれたことがふっと頭に浮かんだ。

 

滑皮さんが来るまでは、私のことを愛している人は誰も居ないと思っていた。居たとしても、離れていくと思っていた。私のことが好きな人は誰も居なくて、孤独だと思っていた。だが、彼や高田、姫は無償の愛をくれていた。そして遥か昔、黒猫さんのクロベエを愛し、看取ったことを思い出させてくれた。また、母方の祖父や父が私を一番愛してくれていたことを思い出した。被害妄想で自分を孤独だと思い込んでいたが、ふと周りを見れば私を愛してくれたり、慕ってくれたり、大切に思ってくれた人がいた。この記憶を思い出させてくれた。そしてその事実にこういうことが無ければ気付かなかった。ふと暖かい気持ちになった。

 

焼き肉を食べたが、肉の匂いがとても懐かしかった。猫さんたちと嗅いだ匂い。この匂いを嗅いだらふと懐かしい気分になった。あの頃は旦那も猫さんたちのことも愛していた。また、友人たちのことも愛していた。あの頃に戻ってしまいたいと思うが、生きている人間の時間は動き続けている。これからたくさんの思い出を旦那と姫、友人たちと作っていこう。

 

滑皮さんは不思議な子だった。この子から貰った愛情は忘れない様にしよう。