統合失調症患者のつぶやき~ゲスでいいじゃない~

統合失調症を治療中の患者が闘病日記+ゲスなつぶやきを呟くブログ。ゲス注意。女・既婚者です。

軽く闘病日記~昨日の体調~

昨日は家事をしたり、市役所に行ったりと動き回っていたが、ふと小学校高学年の時にお世話になった担任の先生のことを思い出した。

 

その先生は新任の女性教師だったが、しっかりと一人一人の生徒と向き合ってくれた恩師だ。彼女は普段は口うるさく言ってこないし、こちらが何かしらのアクションをするまでは何も手出しはせずに暖かく見守り、必要があればさりげなくアシストしてくれる、日向の様な人だった。

 

とある同級生がやたらと私に絡んできて、「げすねこちゃんは頭も悪いし可愛くないし、良いところが何処にもない」とよく言ってきたが、その瞬間を先生は見逃さずに、私が何かしらのアクションを取るようにアイコンタクトを送ってくれていた。そしてある体育の日、鉄棒が出来なくて何度も何度もチャレンジしていたがなかなか出来なかった時に、その同級生が「げすねこちゃんは頭も悪いし可愛くないし、何をやってもどんくさいから何度もやっても無駄だから、あっちに行って遊ぼう」と言ってきた。その声がよく通ったのか、たくさんの他の同級生が固唾を飲んでこちらを見ているのが分かったが、先生が唖然としながら言い放った同級生を見た後で「さあ、どうする?」と言わんばかりにこちらにアイコンタクトを送ってきた。先生の視線で我に帰って「そんなのやってみなきゃ分からないじゃん!はなっから決めつけないで!私は諦めない。」と言った後に何度も鉄棒にチャレンジした。私が言い返した後の先生の「よく言った!」という顔は未だにはっきりと覚えている。そして、何度もチャレンジした甲斐があって、最後の最後で成功したら他の同級生や先生がかなり喜んでくれたのを覚えている。尚その嫌味を言ってきた同級生は、成功した途端に怒って何処かに行ってしまった。

 

また、この先生は学芸会の劇で私が重大な役に抜擢されて、練習中に上手く出来なくて監督の先生にしこたま怒られて「お前の代わりなんていくらでもいるからな!」と怒鳴られて凹んでいるときに、わざわざ時間を割いて軽いアドバイスと演技指導をしてくれた。そして、上手く出来たら物凄く褒めてくれた。その日から練習でも褒められる様になり、果てははまり役過ぎて上級生にからかわれる羽目になった。ただ、上手く演じきれた時の感動は未だに覚えているし、この先生のアシストのおかげでここまで来れたという感謝がかなり大きかった。

 

たくさん良い思い出があるが、この先生のアシストのおかげで数々のことをこなせた他、どんなに毒親に追い詰められようが、パワハラ上司に殴られたり蹴られたりしようが、モラハラ旦那にどやされようが、折れにくい心を持てた。今は統合失調症の治療に子育てと負担がかなりかかっているものの、先生の眼差しを覚えている限りは頑張れる。

 

つい最近までは大変過ぎて潰れかけていたものの、ふと思い出して暖かい気持ちになった。子どもたちに対して、この先生と同じ眼差しを向けたい。