昨日、私が学生時代から好きだったバンド・オナニーマシーンのベース&ボーカルのイノマー氏が亡くなった。彼は癌だったが、さぞかし闘病は辛かっただろうと想像すると、かなり胸が痛い。
私の大学時代の青春は、オナニーマシーンと一緒に過ごした様なものだ。札幌に住んでいるのでライブには行けなかったが、CDを集めていた。サークルの先輩とオナニーマシーンについて語り合ったのをよく覚えている。そして初めて聞いた時の衝撃は凄まじかった。ある意味、「下手すると日本一切ないラブソング」というあだ名を付けたくなる位、モテなくて性欲をもて余している男性(モテない女性も理解出来る人がいるだろう)に寄り添った歌が大半だ。未だかつて、こんなに細かく童貞の心理を綴った歌があっただろうか。そう言いたくなる。かなり熱く語ってしまいそうになるのでこの辺で留めておくが、見た目とは裏腹に言動が女性離れしているが為にモテなかった私にはかなり共感出来た方々だった。
彼が存命の間にライブに行きたかったが、東京は遠いと躊躇していた。それを今になって後悔している。生で「童貞のカリスマ」を見たかった。特に生で「オナニーマシーンのテーマ」が聞きたかった。病気になっても尚もステージに立ち続けたイノマー氏には、ただただ頭が下がる。
近いうちにカラオケに行って、オナニーマシーンをたくさん歌って来よう。
イノマー氏。色々な思い出や熱い思い、勇気等をありがとう。天国でしっかりと休んでから、シコシコしつつも天国でもモテない方々を癒して下さい。貴方を忘れません。