統合失調症患者のつぶやき~ゲスでいいじゃない~

統合失調症を治療中の患者が闘病日記+ゲスなつぶやきを呟くブログ。ゲス注意。女・既婚者です。

好きな音楽の話でお茶を濁しておく

昨日は一日中寝ていたら終わってしまっていた。街に長く居ると体力を消耗してしまうのだな、と痛感した。何を書こうにも寝てたとしか言い様が無いので、取りあえずは好きな音楽やらジャンルやらの話でお茶を濁しておこう。

 

ぶっちゃけ私には好きな音楽のジャンルがあまり無い。私は良い音楽は良いから聞くという感じなので、正直な話、好きなジャンルは強いて言えばヘビーメタルやらデスメタルかな、という位で、実際は何でも聞いてしまっている。比較的好きなロックでもパンク、札幌名物だと思われるハードコア、メロコア、ハードロック、ヘビーメタルヴィジュアル系グラムロック、等、特にこれが確信的に好きというものは特に無い。

 

こんなことを私が所属していた某音楽サークルのメジャーデビューした「エモい」が口ぐせの先輩やら、某旧繁華街の一角でライブバーをやっているおっさんから言わせて貰えば「にわか」と怒られてしまいそうだが、実際は私は浮気者なので好きなジャンルが絞れない。更にはロックだけに捕らわれず、ジャズも好きだし、クラブミュージック(特にユーロビートやトランスが世代的にヒットした)、テクノ、R&B、ソウル、ボサノバ、ブルース、クラシック、レゲエ、演歌、歌謡曲等、とりあえずは見境と節操無く聞いたり歌っていたりする。

 

私が曲を好きになる要因としては、①演奏が技術的に凄い②様々な形で私の心に訴えて来る③何となく居心地が良い、のどれかに当てはまるものだ。

 

①で最近私の中でヒットしたのは、川谷絵音氏の作る音楽だ。特にジェニーハイがヒットした。色々な技術の集大成としてとても凄いとただ感心する。川谷絵音氏の作曲能力にも感心するが、各メンバーの演奏技術の高さに感服した。

 

②で最近私の中でヒットしたのは、KORNの一枚目のアルバム「KORN」だ。ヴォーカルの人がかなり不遇な人で、そのフラストレーションを煮詰め過ぎて爆発させたのがあのアルバムだろう。特に最後の曲である「daddy」の後半に、彼がギャン泣きしながら叫んでいる部分があるが、かなり精神的に来る。ちなみにライブでの彼のパフォーマンスは食事中に見るべきものではないし、食欲が失せるものではあるが、怒りや悲しみ等のネガティブな感情はここまで人を駆り立てるのかと思う位には凄い。それとは別で、間接的にも直接的にも、様々な形で訴えて来たのがJanne Da ArcAcid Black Cherryだ。特にAcid Black Cherryは女性が思春期辺りに経験するであろう感情や、女性の性欲を恥ずかしげも無く訴えて来る。これはこれで、ただ感服するしか出来なかった。またどちらも演奏技術が高いからこそ聞きやすい。

 

③で最近(?)私の中でヒットしたのは、エリック・クラプトンだ。特に息子さんが亡くなってからの彼の音楽は、何故か居心地が良い。暖かい何かに包まれている様な、それでいて悲しみや自らへの怒りも感じられる。父性を感じてしまうのだろう。それとは別件で、昔から白鳥英美子氏の「アメイジンググレイス」というアルバムが大好きだ。途中までは心が重くなる位のずっしりとした気持ちにさせられる曲が大半を占めるが、ラスト二曲から少しずつ沸き上がって天に登る部分がとても居心地が良い。白鳥英美子氏の声から母性が感じられ、こちらからも暖かいもので包まれている感覚に陥る。

 

この例を取っても、私は色々なジャンルをうろうろしている。なので、自分が良いと思ったら良い音楽だとかなりふんぞり返って答える。

 

ただ一番ダサいのは、偏見や聞かず嫌いで特定のジャンルやミュージシャンを決め付けて、そのジャンルやミュージシャンをヒステリックに貶すことだ。

 

よくクラシックオタクとメタラーやパンクスがこの様な争いをしているのを見たし、私も(その当時はメタラー)クラシックオタクの母親にメタルをヒステリックに貶されてステレオの電源を切られた事が何回かあった。クラシックオタクは「クラシックこそ高尚で上品!メタルなんて下品でうるさいだけ!!」と決めつけるが、メタラーやパンクスも「クラシックオタクは耳が腐ってんのか?更年期か、老人!メタルまたはパンク聞いて落ち着けよ!良いぜ、俺らの音楽は!!おめぇらのだせぇ音楽なんかくそ喰らえ!!!」というように応戦して、カオスな犬をも食わない酷い喧嘩になる。メタル同士でも派閥があるらしいし、バンドのファン同士で混ぜてはいけないものもあるというのがややこしい。

 

私が思うに、耳に合わないならば合わないで良いし、素直に言えば良いだろう。ただ、頭ごなしに偏見だけで貶して(聞いたにしても、良い部分を認めずに一部だけで判断した上で「盲目的にヒステリックかつ排他的に何もかもを」貶す阿呆もいる)、その音楽が好きな人やそのミュージシャンの人格自体まで攻撃する様は、セクハラかつ酷い暴言なのを承知な上で言わせてもらうが、「更年期か生理か?」と聞きたくなる。私はこの音楽が嫌い。この人は好き。これのどこが問題があるのだろうか。みんな違ってみんな良い。これで十分だと私は思う。わざわざ相手の好きなものを貶すことの何処に生産性があるのだというのだろうか。本当に不毛なので、好みでないのならば「私は好みではないな」で止めておくか黙っとけ。ディスるのは自分のブログかフリースタイルのラップバトルだけにしておけと思う。

 

長々と書いてきたが、正直私は好きなジャンルがほとんど無いのである。みんなちがってみんなカッコいいのである。

 

ちなみに、某ブログ友達の「自分は自分。他人は他人。」というのに同意する。もしみんなが横一列に同じならば、つまらないだろう。その人はその人だからこそ価値がある。それは音楽かて同じ。好きな人もいて、嫌いな人もいる。お互いに嫌な思いをしないレベルで正直になってしまえば良いと思う。