私の生育環境を振り替えってみると、殺人以外の犯罪と常に隣り合わせだった。盗みや売春、詐欺、恐喝、乞食行為等、多岐に渡るが、私が通報しなかったのもあるが、捕まった人間はあまり居ない。Acid Black Cherryの「code name is Justice」の曲の主人公ならば銃殺しているであろう人間が、何の裁きを受けること無くのうのうと生きている現場を多数目撃して、神もへったくれも無いものだとしみじみ思う。
私はこのブログで犯罪の被害者となったと書いたと思うが、厳密には性犯罪の被害に軽いものや重いものも含めて何度かあった。中には監禁・恐喝も含めて、いくつもの罪に問えるものもあった。その事件の二次被害がかなり深刻で、その影響で掲示板荒らしになって暴れていた時期もあった。味方がほとんど居なくて、被害に遭った私が全面的に悪いという叩かれ方をして、かなり人間不信に陥った。一番の味方であるはずの親すら「あんたがそんなんだからそういう目に遭うんだ！」と罵倒しながら殴られることがあったので、何処にも味方が居なかった。死にたくても死ねなくて、生きたくても生きにくくて、とても辛い。
私が受けた二次被害は、被害を打ち明けた人間(女性)が「もうこれで怖い者は無い」と言い聞かせて、私からお金を持ってくる様に指図し、果ては男とグルになってわたしから金品を搾取した。そしてそいつかは定かではないが、「一万五千円で体を売る」とネットに書き込みをされて、連日連夜問い合わせの電話が来た。その当時は援交の相場は三万円。安く見られた上に、人格を無視する発言に怒りに震えた。何とか対処をし、そこから大学受験を頑張って大学に進んだものの、大学の同級生に被害を打ち明けたら「あんたが警察に言わないせいで被害者が増える。あんたが何もかも悪い。あんたの気の弱さが他の被害者を産んだ！」と非難された上に、そいつの仲間の仕業なのかもしれないが、2ちゃんねるに写真付きで「頭のおかしい異常者。性犯罪を助長した犯人」と書かれて叩かれた。その時、2ちゃんの「お前ら」は「書き込んで叩いているお前はブスそう」と援護してくれたものの、写真付きで叩かれた私はとてもショックだった。更に数年後、性犯罪被害者を救いたいという男性から、かなりのセクハラや裏切りを受けて、誰も信じられなくなった。
本当に被害に遭っただけでかなり酷い目に遭って、特に同じ女性からかなり罵倒されてびっくりしている。これは氷山の一角でしかないが、被害そのものよりも二次被害が酷かった。何をしても私が悪いだの、お前に隙があっただのと言われ、何処にも救いが無かった。
ネットに男性被害者の書き込みがあったが、彼の気持ちがよく分かる。彼は女性被害者が集まるであろう掲示板で荒らし行為をしていたみたいだが、彼の気持ちが痛い程よく分かる。彼はさぞかし無念だっただろう。そして孤独で辛かっただろう。とても彼の痛みが理解出来る様な気がする。
犯罪被害者を責める前に考えて頂きたい。本当に自業自得なのか。その人を傷付ける言葉を放っていないか。言葉は時として人を殺す凶器になりかねない。言葉を放す前によく考えて発言して頂きたい。
