娘は可愛いしいとおしい。ただ、最近は自我が出てきたせいか、扱いが難しくなってきた。そして私の言動が少しだけ毒母に似ていたので、ぞっとした。
毒母は他所の子には女神だが、私に対しては鬼ババだった。私が大切にしていたものを、勝手に他人にあげていい顔をしているような人間だった。同じことがあっても、他人には慈愛に満ちた女神の様な対応をするが、私には傷口に塩どころか熱濃硫酸を流し込んで再帰不能にした上で死体蹴りをするような対応をする。
この前に児童館に行った際に、娘が遊んでいるおもちゃを他の子が遊びたがっていたことがあったが、咄嗟に「もう貸してあげなさい」と言ってしまった私がいる。私はこういう対応をされてとても嫌だったのに、娘に毒母と同じことをしてしまったと気付いてぞっとしたと同時に、本当に娘に申し訳無かった。あの時の娘は気にしていない感じではあったが、もしかしたら覚えているかもしれないし、こういう事が重なると私のような人間に
なってしまうのではと思うと、本当に申し訳ない。
毒母の呪いを頑張って解いていかなければ、娘も私と同じ様な人生を歩く可能性がある。それは阻止したいので、何とか頑張ろう。
