肉体的な不調やホルモンバランスの乱れで死にかけていたが、育児は待った無し。我が家は二歳差の子どもたちと猫さんが二匹居るが、にぎやかで楽しい半面、体力がしんどい。かといって若くて精神的にかなり未熟な状態で子育てをスタートさせるのは、私のような精神障がい者でかつ家庭環境に大きな問題を抱えている者に対してはかなりリスキーなので、今のタイミングで良かったと言い聞かせている。
★★★
ふと思うのだが、子どもに自分がやりたかった夢を押し付ける親は、もしかしたらその親に抑圧されていてなりたい自分になれなかった子どもだったのではないかと思った。この連鎖を断ち切るには、自分の人生を後悔なく生きる必要があると私は思うが、頭では分かっていてもそれをする術を知らないからこそ、同じことを繰り返してしまうのだろうなと思う。
私は大変頭が悪く我儘でゲスな人間性なので、夜の仕事でやりたい放題をしてナンバー入りをし、そこで稼いだお金を使って更にやりたい放題をしたので、正直に言って遊ぶことや何者かになることに対しては未練も後悔も無いし、少なくとも標準以上の待遇で可愛い子どもたち二人(しかも一姫二太郎)と、可愛くて情緒の安定した猫さんたちと、色々な事があっても標準位の稼ぎがあって異常性癖を発動させたり過去に私が載った雑誌を買い漁るレベルに一途な旦那と過ごせる位に運が良いし、私のようなカス以下の人間にしては上々な人生だろう。なので子どもたちにはそのライフステージごとに、理不尽な事やどうしようもない事は除いて出来るだけやりたい事をやって、悔いを残さずに幸せに生きて欲しい。
私は自分の母親に散々大物になれと圧をかけられて辟易として疎遠になったが、ふと自分の母親は幸せだったのかと思うことが増えた。親孝行をしたい時には親は居ない可能性を考えると、どんなに酷いことを受けたとしても親は親。完全には捨てられないものだなと思った。結局子どもは親の愛を求めてしまうのかと思うと、本当にこれは悲しい性だなと感じた。
夜の仕事に就くことで、たくさんの女性と当時彼氏であった旦那を悲しませてしまった事実は消えないし、その事で罵られても何も言い返せない。せめてもの贖罪に、自分の周りの人間を大切にし、子どもたちを幸せにしようと思った。