統合失調症患者のつぶやき~ゲスでいいじゃない~

統合失調症を治療中の患者が闘病日記+ゲスなつぶやきを呟くブログ。ゲス注意。女・既婚者です。

闘病日記~昨日の体調~

昨日は少し出掛けた。

 

朝起きて少ししてから、猫さんの滑皮さんに投薬をした。滑皮さんにはもう抵抗する力も無い。楽な様な、残念な様な、寂しい様な気持ちになった。もう私から逃げる気力も無いのだろう。日に日に弱っていく彼が悲しい。

 

猫さんたちのお世話をして少ししてから、掃除をした。介護や病院でバタバタしていたので、なかなか掃除が出来なかった。その為、埃がたくさん取れた。ハウスダストアレルギーの私と猫さんの姫が大変なことになるのも頷ける。私は人間なのでどうとでもなるが、猫さんである姫は私しか守れないので可哀想なことをしてしまった。

 

掃除が終わって少ししてから、母が来た。どうやらお米のお裾分けをしに来たらしい。

 

母は滑皮さんを見て「持っても年内」と言い放った。獣医でもなく、ただの獣医の娘という立場でよく分かるなとイラっとした。素人の私でもこのまま治療が失敗すれば長くないことは分かる。だが、僅かな希望に向けて努力をしている私や滑皮さんに対してその様な物の言いはよろしくない。また、酸素室のパンフレットを見たが、「高いけど、どうせ2ヶ月位しか使わないか」と言い放った。なぜそんなに滑皮さんを殺したいんだ。物凄くやりきれない気持ちになった。

 

母が帰った後、しばらくぼーっとしていた。何も言えない自分がただひたすら悔しかった。何故私は母を相手にすると何も言えないのだろうか。ただひたすら自分が情けなかった。そしてこんな親と血が繋がっているというのがやるせない。

 

ぼーっとしていてはアレなので、出産した友人に出産祝いを送ることにした。「滑皮さんが一番愛しているのは私ではなく旦那」と言い聞かせながら歩いた。

 

プレイガイドでギフト券を買って包装して貰ってから、郵便書留で送った。本当は手紙位は入れようと思ったが、滑皮さんのことでいっぱいいっぱいでそれどころではなかった。友人には後でメールで弁明しようと思った。

 

そのままミスドでドーナツを買って帰宅した。帰り道、母の言葉がリフレインして泣きそうになった。何もかも分かっている。だが、心が受け止められないんだ。そして諦めたら終わってしまう気がした。滑皮さんが生きたい分だけ生かせて、もしダメになったら受け入れた上で、せめて旦那の膝の上で逝かせてあげよう。そう思うものの、心が追い付かない。

 

その後はずっと不安定になっていた。この辛い気持ちを何処に吐き出したらいい?誰かに話したら号泣して困らせてしまいそうだ。

 

夕方頃、酸素室が届いた。組み立ててから滑皮さんを入れてみると、ビビっていた。ある程度入れてから出して、今度は姫を入れてみた。すると姫は寛いでいた。姫を出すと、猛ダッシュしていた。酸素室は良いみたいだ。

 

 

★★★

命の時間は限られている。愛されたものは幸せに、悪事を働いて多くの者を傷付けたものは辛く死んでいく。それは葬儀でも現れる。

 

今回の母の発言では何かと考えさせられた。

 

母方の祖父は慕われていた為、自宅葬であったにも関わらず訪問者が多かった。喪主でも無いのに全ての訪問者の対応を訳を分からずして引き受けていたが、その間、母は母の姉である叔母と遊んでいた。そして悲しんでいる私の目の前で醜い遺産争いを目をギラギラさせて繰り広げていた。この事を全て知っているのは私だけ。祖父を尊敬し、祖父の死に際に夜の仕事をしていた自分を憎んでいたにも関わらず、その様な光景を目の当たりにして本当に辛かった。

 

また母方の祖母の葬儀でも、母姉妹は遺産について目をギラギラさせて祖父に詰め寄っていた。正直祖母については、かつて私にした仕打ちを根深く覚えていたので恨みもあったが、そんな人物であっても尊敬する祖父が愛した人。なので悲しい。なのにそういう光景を目撃して影で発狂してしまった。従兄弟や弟は何も知らない。

 

母に関しては、簡単には死なせない。ぽっくり逝けると思うなよと思う。幸いにしてうちは癌家計。癌の苦しみはかなりしんどいと聞いた。そして私の実家には幸いお金がある。だからこそ、延命に次ぐ延命で苦しめてやろう。そして苦しんでいる時に「私の受けた苦しみはこんなものではない」と言って、生命維持装置を外すフリをして苦しめてやりたい衝動に駆られる。

 

私個人としても、しっかりと資産を作っていこう。母の遺産に頼らずに、より苦しめるにはお金が必要。何とか病気を寛解させて働き、そのお金をしっかりと増やしていこう。そしてこれから産まれるであろう子どもや旦那にも残せる位の資産を作ろう。