統合失調症患者のつぶやき~ゲスでいいじゃない~

統合失調症を治療中の患者が闘病日記+ゲスなつぶやきを呟くブログ。ゲス注意。女・既婚者です。

夜の職業において、お客様をパンクさせることはどういうことか

先程、Acid Black Cherryの某アルバムに付属している小説を読んだが、正直「顔と元お嬢様ということしか取り柄の無い世間知らずが売れただけでもありがたいと思えよ、クソが」という感想を抱いた。特に元夜の仕事をしていた人間から見て、夜の世界の描写がとても胸糞が悪かった。

 

どうやらその「馬鹿女」はお客様をパンク(全財産かそれ以上の金額を貢がせた)させたらしい。yasu氏は優しいから「男の度量(だっけな?)の問題なので、彼女は何も悪くない」とフォローしているが、私としてはかなり心外だ。正直夜の仕事をしている人間で客をパンクさせる奴は三流どころか問題外で有害だ。私はyasu氏が大好きだが、大好きだからこそ反論したい。

 

お客様をパンクさせるということは、そのお客様やそのご家族様だけではなく、お店や他の嬢、他のお客様、スタッフ、貸金業者等に迷惑をかけてしまう。これはどういうことかと言うと、そのお客様がパンクをすることにより、金銭的に追い詰められたお客様により何かしらの暴力・暴言が生じる。それにより傷つくのは、パンクさせた嬢だけとは限らない。八つ当たりにより暴力やモラハラをご家族様が受けることになる可能性も、パンクさせた嬢の消息を知るために言い寄られて他の嬢が暴行や暴言を受ける可能性、スタッフが暴言・暴行だけならばまだしも殺される可能性、そのお客様の発狂により放火されてたくさんの犠牲者が出る可能性(よく夜の街は色んな意味で燃えるが、中にはそういったお客様の発狂もあるだろう)、パンクさせた嬢の周辺の人間を危険に曝す可能性、夜の仕事とは無関係な女性が目をつけられて暴言・暴行だけならばまだしもお金まで取られてしまう可能性等がある。本人も死ぬだけならば勝手にくたばって頂きたいが、死ぬだけではなく多大な迷惑がかかるだろう。死に場所に至っては、その物件が事故物件になってしまって大家さんと不動産屋に迷惑がかかる。その辺が考えられない可哀想な頭だからこそそんなことをしてしまうのだろうが、正直そういう奴は夜の仕事に就いて欲しく無いし、そいつと同じお店で働きたくない。

 

それにパンクは一時的には爆発的なお金が手に入るが、トータルで見るとあまりお金が入ってこない。個人年金保険が一時払いよりも年金払いの方がトータルで貰えるお金が多い様に、たくさんの人から少額ずつ引っ張っていく方がお金が儲かる。そして何よりもその方が恨みを買うことが少なく、様々なリスクを減らすことが出来る。よく女性は男性を馬鹿にするが、あまり男性をみくびると痛い目に遭う。それもかなり大きなダメージを負うことになる。その事に気が付かないからこそ、そんなパンクという「愚行」をしてしまうのだろう。

 

ではどうやって長くお金を引っ張るのかというと、もう夜の仕事をする気にはなれないので種明かしするが、まずは来てくれた段階で「おかえり🖤寂しかったよー!」と甘えながら抱きつく。そして手を引いてお客様を案内し、一通り楽しませた上で少し寂しそうな顔をしながらこう言う。「来てくれるのは○○(源氏名)は嬉しいけど、無理してない?来てくれるのは嬉しいし、お客様のことは大好きだから毎日でも会いたいよ。でも、お金が足枷になって会えなくなるのは嫌だよ!」この台詞を吐いてから抱きついてしばらくそのまま無言になり、上目遣いで見つめながらとどめを刺す。「プレゼントもチップも要らないから、お客様に無理の無い範囲で会いたいな🖤だから借金とかお給料全部使って会いに来るとかは止めてね!○○はお客様の温もりをたまに感じるだけで幸せだからね!」とでも言えば、お客様は目の前の「○○ちゃん」に嫌われたくないが為に言うことを聞くだろう。嘘泣きで涙をポチっと目の端っこにくっ付ければ、もう言うことはない。これでパンクを回避出来る。ただし、これを使うとお金を介さずに会ってくれるだろうと勘違いする可能性があるので、「本当は色んな○○を見て欲しいけど、お客様には一番綺麗で輝いているお店にいる時の○○を見て欲しいな。女の子は複雑だけど単純で、好きな男性には一番綺麗な姿を見て欲しいんだよね。魔法が溶けたあまりイケてない○○よりも、かわいくて綺麗になった○○を見て欲しいの。女の子ってそういうもんだよ。」と言いながらほっぺたを撫でれば、黙って言うことを聞くだろう。こうでも言えば、逆にプレゼントは持ってくるし会いに来る回数は増える可能性がある。だが、その度に軽く心配しつつ可愛く怒れば、こちらのペースに持っていけるだろう。

 

そもそも、人間付き合いで片方に多大な負担をかける関係は長続きしないどころか何かしらの歪みが発生する。相手のことが思いやれないからこそ、相手に多大な迷惑をかけて「私は何も悪くない」としれっと言ってしまうのだろう。

 

yasu氏には本当に申し訳ないし、あまり大好きな人の発言にキツいことを言いたく無いが、「お前の罪は脳ミソとお股がユルいことだ」ということだ。そしてこれが一番迷惑でありながら、一番有害だ。恐らく彼の「何も悪くない」というのは空返事だとは思うが、元夜の仕事でナンバーに入っていた私から言わせて貰うと、どの業界(昼夜問わず)でもそう思うが、「ファンを躾出来ずに暴走させる仕事人は三流」だと思う。これは闇金ウシジマくんのホストくんという話で、恐らくホストクラブの上層部の方の発言だと思ったが、私と同じ様なことを言っていた男性がいた。この話ではホストにパンクさせられた女が発狂していく話だったが、私はお客様をパンクさせたことが無かったのでよく分からなかったが、パンクした人間はこうなるのかと大変勉強になった。それを考えると、大変危ない橋を渡っていたのだな、と改めて思いつつ身震いした。

 

商売の秘訣はファンにあり。何せ、ファンが他の人がファンになることの足を引っ張っている可能性もある。だからこそ統制を取ってファンを飼い慣らしていく。その姿勢がアンチをファンに変えていくことにも繋がる。ファンが大切だからこそたまに優しく怒ったり、拗ねてみるのもテクニックのうちの一つだ。正直、ファンを暴走させて逆恨みをされている様では、三流どころか迷惑だから夜は家で引きこもってろと言いたくなる。マナーを躾てやり易い様に先導するのが、カリスマの仕事だ。そこまで頭が回らないから上に行けないのだと私は思う。

 

夜の仕事はエンターテイメント。異性に夢と幻覚を与えるのが仕事だ。だからこそ、現実を見させてはいけない。それが出来ない奴はどんなに売れていても落ちこぼれ。仮に爆発的に人気が出ても、落ちぶれるのも時間の問題だろう。

 

ちなみに私の思考は私の経験だけではなく、他のナンバー嬢や落ちぶれ嬢、昼間の業界のカリスマ、偵察で訪れたホストクラブやメンズパブの男性、等から聞いた話も基になっている。ここまで悪口だと思われることをキツい口調で書いてきたが、yasu氏もその登場人物も憎めない。むしろ「ビッチ最高」である。そして夜の仕事も最高であり、どの仕事も最高だ(除くブラック企業)。だからこそ、そういう残念な所に目が行って心配してしまうのである。これは老婆心だ。

 

夜の仕事の方々、とりあえずは目標に向かってどんどん活躍してください。処女も良いと思うが、最終的に美味しい所を持っていけるのはビッチだろう。飛び立て、ビッチ!お前らの未来は明るい。