統合失調症患者のつぶやき~ゲスでいいじゃない~

統合失調症を治療中の患者が闘病日記+ゲスなつぶやきを呟くブログ。ゲス注意。女・既婚者です。

夜の仕事をする女性に、本当に覚悟はあるのか

私はかつてすすきので働いていたが、夜の仕事に就くまではかなりの葛藤があった。私は自分自身に全く自信が無かったし、ブラック企業勤務で自尊心がズタズタになってしまっていたからこそ夜の仕事の業務自体には抵抗が無かったものの、今後のキャリアや結婚等に支障が出るのではないか、そういった仕事をすることで女性だけでなく男性まで嫌いになってしまったり酷い目に遭うのではないだろうか、とかなり葛藤した記憶がある。お金が無い上に弟の学費までのし掛かっていた私には迷う余地も無かったし、正直言ってその頃から自分は正常ではないという自覚があったからこそ私にはその様な仕事しかないと思って飛び込んだ。入ってみると、昼間のブラック企業よりもかえってホワイトだったし、確かにリスクはあるし何かと酷いこともあったが想定内だったので、拍子抜けしてしまった。運が良かったのか周りのスタッフさんも早く業界から足を洗える様に協力してくれたので、何の未練も無く、最高の形ではないもののかなり良い形で仕事を辞められたのが良かった。

 

よく夜の仕事に就いたことのある人が男性を嫌いになり、フェミナチになるパターンを見てきたが、元々フェミナチが大嫌いだからこの様な考えになるのか、はたまた私の生きてきた時代の考えなのかは分からないが、私には正直、このフェミナチになる方々は業界に足を踏み入れる覚悟が足りない方々なのかな?という印象を受けた。

 

よく夜の仕事はきらびやかに描かれていて、お金を貰って綺麗な服を着て、男性からちやほやされて貢がれるという正の側面ばかりがクローズアップされている。だが内情は足の引っ張り合い、内部営業の上手さ、トークやヒーリング等の男性への惹き付け方、パワハラ及びセクハラへの耐久性等の能力が問われる、無法地帯かつ普通の女性ならば耐えられないであろう数々の仕打ちを内部・外部を問わずに受けることが多々ある。そしてお給料は下手をすればマイナスになることもあるし、先行投資でかなりお金がかかることもある。よく夢見がちな女性が考える程甘い世界ではないことは確かだ。夜の仕事こそ弱肉強食で、たとえ強者であっても何時寝首を切られるかと怯えなければならないし、それが顕著に現れる業界ではある。

 

こういった夜の仕事に就くに従って、男性から酷い扱いを受ける覚悟、何かしらのキツい病気になる覚悟、この先の人生を棒に振る可能性がある覚悟、普通の女性から罵倒される覚悟、差別される覚悟、通勤中やプライベートも危険があっても自己責任であることへの覚悟、一歩間違えれば不倫として訴えられる可能性への覚悟、職業への偏見でかなり失礼な対応を取られる覚悟が無いからこそ、フェミナチになるのだろうな、と私は思う。

 

そもそも夜の業界に来るお客様というのは、何かしらの女性に対する欲求不満を解消しに来る人が大半で、中には女性から酷い扱いを受けたことへの鬱憤を晴らしに来るお客様もいらっしゃる。それが分かっていることが前提で業務を行うのに、知らなかったでは済まされないだろう。昼間の業界でもそうだが、需要と供給がマッチして初めて成り立つ。夜の業界こそ代わりはいくらでもいるので、お客様の要求が飲めない女性は早々にご退場を頂いて、昼間のお仕事に帰って頂くしかない。ワガママも売れている人ならば通るが、売れていない人が言ったところでただの独り言にしかならない。本当に実力主義だ。お客様をワガママで選べるのは、余程のことが無い限りは上位のほんの数%の人間である。

 

フェミナチになる女性はかなり重大な勘違いをしていると私は思うが、自分たちのお給料はお客様が出したお金で成り立っている。業界に入る時に余程の事情があったり、お給料の大半が自分の手元に自業自得な理由以外の理由で渡らない方々ならば男性を嫌う理由は分からなくもないが、大半は自らの意思だったり自業自得な理由だったりで夜の業界に入って来る人が多い印象がある。その様な人々は夜の仕事の美味しい密だけ吸えると思っていたのだろうが、甘い仕事なんぞ早々無い。誰のお金で自分の生活や娯楽、ひいてはショッピングが楽しめていると思っているのか、今一度考えて頂きたい。

 

そして差別についても、差別されることは確かに辛いしやるせない。これがメンタルを削る要因になって病んでいく夜の業界の人が多い部分もあるだろう。だが、差別はむしろさせておいた方が良いだろう。何故なら、昼間の業界でもそうだが、誰もやりたがらない仕事はお給料が高い。そして自由度が高い。だからこそ高いお給料が貰えるという側面がある。もし夜の仕事にたくさんの女性が押し寄せたら、それだけ夜の仕事の女性の価値が下がって、高いお給料が貰えなくなるだろう。そして全てをマニュアル化してしまったら、自己責任で行う個人裁量がかなり制限される。そうなると、他の女性との差別化も出来なくなり、稼ぎがより減る。責任やリスクの分だけお給料が高くなるのは、昼間のお仕事や投資の世界とあまり変わらないだろう。皮肉な話だが、差別意識の本に成り立つ高いお給料だ。その辺が分からないからこそ、とんちんかんな主張を繰り返す夜の仕事の女性が後を立たないのだろう。

 

今の時代は何をするにも責任が問われてしまい、一度でも失敗すれば過剰に叩かれて、最悪は命を落としてしまう。だからこそ自分の言動にはきちんと責任を持って、後であーだこーだと喚かない為にも、何かしらの行動をする時は冷静になって一呼吸を置いてみるのが私の課題である。これまでの言動により、たとえ良いことを言ったにしても、「お前が言うな」「好き勝手した奴に何が分かる」と言われてしまうだろう。そしてこの記事で言われているフェミナチ女性たちは、自分たちの発言で純粋に喜んで頂いたお客様や、自分のファンだったお客様に対して唾を吐くことをしているし、誰のお陰で仕事にありつけて食べていけるのか、そして今の現状は誰の責任なのかをよく考えて頂きたい。その女性たちは被害者でも加害者でもなく、ビジネスを行っただけで、もしお客様が無茶振りをしたのだったら、断る権利もスタッフを呼んで対処して貰う権利もあるはずだから、今一度自分がしていることをよく考えた上で発言をして頂きたい。

 

 

長文失礼しました。ここまでお読み頂き、感謝します。